せっかく彩りよく用意した野菜だけ、きれいによけて残される——毎日続くと、正直がっかりしてしまいますよね。「このままで栄養は足りているの?」「好き嫌いがひどくならない?」と心配になるママ・パパも多いのではないでしょうか。
でも、結論からお伝えすると2歳が野菜を食べないのは、ごく自然なことです。成長とともに食べられる野菜は少しずつ増えていくので、今の時点で神経質になりすぎなくて大丈夫。この記事では、管理栄養士で2児の母でもある私が、野菜を食べない理由と、無理なく食べてもらう工夫をやさしくお伝えします。あわせて2歳がご飯そのものを食べないときの記事もどうぞ。
2歳が野菜を食べないのはなぜ?
まずは理由を知ると、気持ちが少しラクになりますよね。「わがままだから」ではなく、この時期ならではの背景があるんです。「うちの子だけかも…」と落ち込む必要はありません。主に次の4つが関係しています。
①苦味や酸味を本能的に警戒している
苦味や酸味は、もともと「毒」や「傷んでいるもの」を知らせるサイン。ピーマン・ゴーヤ・セロリ・春菊などを嫌がるのは、体を守るための自然な反応なんです。大人でも子どもの頃は苦手だった、という方は多いですよね。味覚が育つにつれて、少しずつ食べられるようになっていきます。
②食感が苦手
繊維の多い野菜や、口の中でモソモソ・ネバネバする食感が苦手な子は多いです。噛む力や飲み込む力がまだ発達の途中なので、繊維の残るほうれん草やごぼう、皮の残るトマトなどは食べづらく感じます。「味は平気なのに食感でオエッとなる」というケースも珍しくありません。
③食わず嫌い・見た目で判断している
2歳ごろは「知らないもの=ちょっと不安」。見慣れない色や形の野菜を、口に入れる前から「イヤ!」と決めてしまうこともよくあります。緑色というだけで警戒する子もいます。これは成長の一過程で、経験を重ねるうちに少しずつやわらいでいきます。
④イヤイヤ期の自己主張
「自分で決めたい」気持ちが強まる時期です。野菜そのものが嫌というより、「食べさせられる」ことへの反発で残していることも少なくありません。昨日は食べたのに今日は食べない、というムラも、この時期にはよくあることです。
無理なく野菜を食べてもらう7つの工夫
どれも今日から試せるものばかりです。全部いっぺんに頑張らなくて大丈夫。ひとつずつ、気楽に取り入れてみてくださいね。
1. 細かく刻んで好きな料理に混ぜる
チャーハン・ハンバーグ・カレー・お好み焼き・ミートソースなど、好きなメニューに刻んだ野菜を混ぜ込むと、味や食感が気になりにくくなります。にんじんや玉ねぎ、ほうれん草はみじん切りにして炒めると甘みが出て食べやすくなりますよ。まずは「気づかないうちに食べられた」という成功体験を目指しましょう。
2. 味付けやとろみで食べやすく
ケチャップやコーン、少量のチーズやマヨネーズなど、好きな味と合わせると食が進みます。あんかけやポタージュのようにとろみをつけると口当たりがやわらかくなり、飲み込みやすくなります。かぼちゃやコーンのスープは、野菜が苦手な子にも人気ですよ。だしの旨みを効かせると、薄味でもぐっと食べやすくなります。
3. まずは食べやすい野菜から広げる
いきなり苦手なピーマンに挑戦しなくて大丈夫。かぼちゃ・さつまいも・とうもろこし・にんじんなど、甘みのある野菜から始めると成功しやすいです。「野菜=おいしい」という記憶が積み重なると、少しずつ他の野菜へのハードルも下がっていきます。1種類食べられたら、大きな前進ですよ。
4. 切り方・大きさを変えてみる
繊維を断つように切る、小さくする、逆にスティック状にして自分で持たせるなど、その子が食べやすい形を探してみてください。同じきゅうりでも、輪切りはダメでもスティックなら食べる、ということもあります。手づかみで食べられる形は、2歳の「自分で食べたい」気持ちにもぴったりです。
5. 盛り付け・彩りを楽しくする
型抜きで星やお花の形にしたり、彩りよく盛るだけで「食べてみようかな」につながることも。好きなキャラクターのお皿に乗せる、ピックを刺すなど、ちょっとした演出も効果的です。お皿の上を楽しくしてあげると、食卓の雰囲気そのものが明るくなります。
6. 一緒に育てる・買う・作る
プランターでミニトマトを育てたり、スーパーで「今日の野菜どれにする?」と選んでもらったり、洗う・ちぎるなど簡単なお手伝いをしてもらうのも効果的です。「自分が関わったもの」への抵抗は、ぐっと下がります。自分で選んだきゅうりなら食べてみようかな、という気持ちが芽生えることもありますよ。
7. 無理強いせず、くり返し出す
一度嫌がっても、間をおいて何度か食卓に出すうちに食べられるようになる子は多いです。「一口だけ!」と強要すると、かえって苦手意識が強くなることも。気長に、食卓に登場させ続けることが大切です。そして、ひと口でも食べられたときは、大げさなくらい褒めてあげてくださいね。「食べられた!」という自信が、次の一歩につながります。
「今、食べない」ことは、そこまで心配しなくて大丈夫
管理栄養士の立場からお伝えすると、2歳の一時期に特定の野菜を食べなくても、すぐに栄養失調になるわけではありません。野菜に含まれるビタミンやミネラルは、果物や芋類、乳製品、海苔やわかめなど他の食材からも補えます。たとえばビタミンCはじゃがいもやみかんから、食物繊維はさつまいもやバナナからもとれます。
大切なのは、食卓を「叱られる場所」にしないこと。「食べなさい」と迫るほど、子どもは食事の時間が嫌いになってしまいます。焦らず、食べられるものを少しずつ広げていく——そのくらいの気持ちでいるのが、結果的に野菜嫌いの克服にもつながります。
それでも大変なときは「宅配幼児食」も選択肢に
工夫してもなかなか食べてくれないと、毎回の食事づくりが本当にしんどくなりますよね。栄養を考えて作ったのに残されると、気持ちも沈んでしまいます。そんなときは、頑張りすぎず、野菜が苦手な子でも食べやすいように味付け・調理された宅配幼児食に頼るのもおすすめです。レンジで温めるだけで、栄養バランスの整った一品が用意できます。
たとえばかけべじは、野菜嫌いの子でも食べやすい工夫がされたサービスです。幼児向けメニューが豊富なhomeal(ホーミール)も、栄養バランスを考えた食事を手軽に取り入れられます。忙しい日の「もう一品」として常備しておくだけでも、心の余裕がずいぶん変わりますよ。いろいろ比べてみたい方は、幼児食の冷凍宅配サービスおすすめランキングものぞいてみてくださいね。詳しいレビューを読むと、各サービスの違いがイメージしやすくなります。
こんなときは小児科・かかりつけ医へ
ほとんどの野菜嫌いは一時的なものですが、野菜に限らず食べられるものが極端に少ない、体重が増えない・減っている、元気がなくぐったりしている、といった場合は、自己判断せず小児科やかかりつけ医に相談してください。専門家に見てもらうことで、ママ・パパの不安もやわらぎます。
まとめ
2歳が野菜を食べないのは、味覚や発達の面から見ても自然なこと。刻んで混ぜる、味付けを工夫する、無理強いせずくり返し出す——できることから少しずつで大丈夫です。今食べられなくても、成長とともに食べられるものは必ず増えていきます。頑張りすぎず、ときには宅配幼児食のような手段に頼ることも、家族が笑顔で食卓を囲むための立派な工夫ですよ。
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