クボタ農園アイコ / 窪田 靖久さん

さんさんと浴びたお日様のしずく
天空のハウスのアイコは
育ちの良さが自慢です。 クボタ農園アイコ / 窪田 靖久さん

横たわる紀の川を眼下に見晴るかす
たぐいまれなロケーション

地元の人には「ひらんた山」と呼ばれる平沼田の畑まで、軽トラの幅すれすれの狭くて急勾配の道路を上ること約5キロ。とうとう道は行き止まり、大パノラマが開ける尾根の上に窪田さんの農園はあります。全部で7棟、総面積25アールのハウスで育てているのはアイコという品種のミニトマト。

「高野山の麓にあたり、標高は280mほどあります。ここまで上がってくるのはうちの関係者だけですね。イタチ、鹿、猿、キジ、ウサギ、イノシシなど、動物はたくさんいますが。自宅は下の町なかにあり、そこでもトマトを栽培をしています。夏の間は徒長しやすいので味が落ちる傾向にありますが、山の上でできたものは夏場でもかなりおいしいと思います。近年、夏の暑さが厳しく、夜になってもあまり気温が下がりませんが、山の上は夜になるとグッと気温が下がるので、その間は生育が抑えられてトマトがしっかり休むことができます。そして朝になるとまた太陽を浴びて光合成をはじめるので、日中と夜のメリハリのある温度変化がトマトに濃いうま味をもたらすのです」

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高野山系の岩清水に育てられた
清浄なミニトマト

──同じ品種でも季節によって味が変化していくんですね。温度の他に、栽培において気にかけているのはどんなことですか?

「花が咲いてから実になるまでの期間が長く、日照もたっぷりの5月ごろが一番うま味がのってきます。夏場は成長が早いので一般的に味が薄くなる傾向にあります。秋冬はまた時間をかけて育つので、味が凝縮した感じでしょうか。近年、特に夏の気象状況が異常なので、栽培面にも悪影響が出て農家は苦労していますが、山のハウスは昼夜の寒暖差がありますので、まずまずうまく仕上がっていると思います。栽培で気を使うのは土作りと温湿度の管理、そして水管理の3点です。土は団粒化といって、小さな塊が空気を抱え込み、水を掴んでおく力のある状態にしてやることで、根張りが良く元気に育てることができるのです。温湿度管理はマイコン制御によりハウスの屋根が自動開閉します。水やりもテンションメーターで水分量をチェックしながら、潅水チューブで行なっています。この水はすべて山の湧き水を使用しています」

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ビタミンがたっぷり
樹上完熟の真っ赤なミニトマト

─アイコはちょっと縦長のミニトマト。果肉が厚く、甘みが強く、丸玉のミニトマトの2倍近いリコピンを含んでいます。うま味成分のグルタミン酸の含有量も高いんですよね。窪田さん、おすすめの食べ方があったら教えてください。

「まずはサラダやおやつ代わりに、生でそのまま味わっていただきたいですね。何かかけるとしたら、相性の良いのがバジルソースです。トマトの香り、甘み、うま味を感じやすい組み合わせだと思います。また加熱調理にも向いていますので、ミネストローネスープなどにもおすすめです」

フレッシュファーストなら完熟のおいしさそのままに、皆さまのお手元に届きます。天空のハウスで育ったスペシャルなミニトマト、ぜひ一度お試しください。

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profile

クボタ農園

栽培品目:ミニトマト(アイコ)
出荷可能期間:通年

東京都内で会社勤めの後20代後半に地元へ戻り、長年の果樹栽培からミニトマトへと転向した両親の農園を継承して10年。近年トマト類を栽培する農家が増加傾向のなか、あえて単一品種に絞り、安定した周年供給で取引先から信頼を得ている。責任は重くともすべて自分の裁量次第で結果が出る農業に、情熱をもって取り組んでいる。